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落語を知る。もっと楽しむ。


寄席の「ネタ帳」とは?落語家が当日の演目を決める仕組み
寄席の楽屋では、その日に演じられた演目がネタ帳へ記録され、後から高座へ上がる落語家はその内容を見ながら自分の一席を選びます。客席からは見えない一冊の帳面が、その日の寄席の流れをつないでいます。 公開日:2026年8月16日 文=シブチカ落語研究所 東京の寄席では、出演する落語家の名前は番組表で分かっていても、誰が何の演目をするのかまでは事前に発表されないことが多くあります。 では、落語家はいつ、その日の演目を決めているのでしょうか。 寄席の楽屋には、当日すでに演じられた落語や演芸を記録する「ネタ帳」があります。 後から高座へ上がる落語家はこの帳面を確認し、前の出演者と同じ演目や似た内容を避けながら、自分が何を演じるのかを考えます。 文化庁も、寄席では落語家が出番前にネタ帳を見て、その日の演目を決めると紹介しています。 初めて寄席へ行く人からすると、 「出演者は決まっているのに、演目は決まっていないの?」 と不思議に感じるかもしれません。 しかし、ここには寄席ならではの考え方があります。 寄席は、あらかじめ完成したプログラムを毎日同じように再生する
8月19日


寄席の太鼓には意味がある?一番太鼓・二番太鼓・仲入り太鼓・追い出し太鼓を解説
寄席では、開場の一番太鼓、開演前の二番太鼓、仲入り太鼓、終演後の追い出し太鼓が、公演の節目を音で知らせています。上方では仲入り後の再開前に「しゃぎり」が鳴ることもあり、太鼓を知ると高座の外側にある寄席文化まで見えてきます。 公開日:2026年8月16日 文=シブチカ落語研究所 寄席へ行くと、開演前や終演後に太鼓の音が聞こえてくることがあります。 落語家が高座へ上がるときの出囃子とは違い、特定の演者の登場に合わせて鳴るわけでもありません。では、あの太鼓は何を知らせているのでしょうか。 寄席では、開場、開演、仲入り、終演といった公演全体の節目を、太鼓の音で知らせる習慣があります。 日本芸術文化振興会も、寄席では開場時、公演開始時、仲入り開始時、番組終了時の4回に太鼓が鳴ると紹介しています。 それぞれ、一番太鼓、二番太鼓、仲入り太鼓、追い出し太鼓と呼ばれ、役割だけでなく打ち方も異なります。 大阪を中心とする上方では、仲入り後の再開前に「砂切(しゃぎり)」という太鼓が入ることもあり、東京と上方では寄席太鼓の使われ方にも違いがあります。 寄席の太鼓は、単な
8月19日


落語の「出囃子」とは?寄席囃子・下座・ハメモノとの違いを解説
出囃子が鳴れば、芸人の姿もめくりの名前も見えないうちから、次に誰が登場するのか分かることがあります。舞台袖から届く音は、落語家が高座へ上がる前から、客席を次の一席へ導いています。 公開日:2026年8月16日 文=シブチカ落語研究所 寄席で前の高座が終わり、次の演者へ交代する。 すると、舞台袖から三味線や太鼓の音が聞こえてきます。この、芸人が高座へ上がるときに演奏される音楽が「出囃子」です。 出囃子を知っているお客さんなら、芸人の姿がまだ見えず、高座脇の「めくり」に書かれた名前も確認できないうちから、曲が始まった時点で次に誰が出てくるのか分かります。 落語家が一言も話していないどころか、まだ舞台袖から姿を現していない。それでも、出囃子によって次の高座が始まろうとしていることが客席へ伝わります。 ただ、寄席の音について調べると、「寄席囃子」「お囃子さん」「下座」「地囃子」「ハメモノ」「鳴り物」など、似たような言葉がいくつも出てきます。 出囃子は、寄席で使われる音楽全体の名前ではありません。寄席囃子という大きな枠の中に、出囃子や地囃子、落語本編に入る
8月19日


落語の「サゲ」とは?オチとの違いと、噺を締める最後の一言
サゲとオチは何が違う?洒落、勘違い、仕込み、仕草など、落語にはさまざまな終わり方があります。 公開日:2026年8月15日 文=シブチカ落語研究所 落語を聞き終わったあと、 「今の一言がオチだったのか」 と気づくことがあります。 反対に、大きな笑いが起きたわけでもないのに落語家がお辞儀をして一席が終わり、「どこがオチだったんだろう?」と思うこともあるでしょう。 落語では、本題(落語の本編)の最後を締めくくる部分を「サゲ」と呼びます。「オチ」と呼ばれることもあり、日本芸術文化振興会では「落ち」は「下げ」ともいい、多くの場合「落ち」を「オチ」、「下げ」を「サゲ」と表記すると説明しています。 ただし、サゲは必ずしも「最後に大きく笑わせる一言」ではありません。洒落で終わる噺もあれば、少し考えると意味が分かるもの、人物の勘違いで終わるもの、最後の仕草によって落とすものまであります。さらに、人情噺には明確な落ちを持たない作品もあります。 サゲを知る面白さは、分類を覚えることではなく、 「落語にはこんな終わり方があるのか」と気づくことにあります。...
8月16日


落語って?
座布団の上に、たったひとり。
なのに、気づけば何人もの人物や景色が見えてくる。
落語って、実はとてもシンプルな芸能です。
歴史や楽しみ方、ジャンル、初めて聴くならどこへ行くかまで、
落語の世界をわかりやすくご案内します。
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